6月16日(土)に、人権教育授業参観、人権教育講演会を行いました。
はじめに、各学年の授業を紹介します。
1年生は、居心地の良いクラスにするための学級の行動宣言をつくる活動を通して、お互いを思いやり、いじめを起こさせない雰囲気をつくるためには、自分達がどうすればよいか考えました。
2年生は、周南人権擁護委員13名のゲストティーチャーによる出前授業で、『リスペクト アザース』(出典: 第32回全国中学生人権作文コンテスト入賞作品)を題材にした人権啓発ビデオを視聴、皆がより住みよい社会を作っていくためにはどのような配慮が必要なのかを考えました。
3年生は、『リスペクト アザース』(出典: 第32回全国中学生人権作文コンテスト入賞作品)という言葉から、お互いを尊重し合える学校とはどのようなものかを考えました。
授業参観の後、昨年公開された映画「八重子のハミング」の原作者、陽信孝さんを講師としてお迎えし、「やさしさの心って何?」と題した講演を聴きました。30 年以上にわたり教職に携わられた先生、自身も病を乗り越えつつ、アルツハイマーの妻・八重子さんを12年間にわたって介護を続けられた先生のお話の中には、心温まるエピソードがたくさんありました。先生は、「朝顔やつるべとられてもらい水」という俳句を詠んだ作者の優しさに触れながら、「感謝すること」「傾聴すること」の大切さを伝えてくださり、「優しさが何よりの薬」ということばをおくってくださいました。